無料電話相談 ご予約はこちら
English
|
|
|
|
contact
|
漢方をきちんと扱いたい、確かな知識を得たい タクヤ先生の漢方講座

マゴット(うじ虫)セラピーに見る治癒の原点 

「マゴットセラピー」という治療法をご存知の方、おられますか?

糖尿病の合併症などで切断寸前にある
重症の足の壊疽を治療する方法で、
なんと壊疽した幹部に医療用のうじ虫を放ち、
そのうじ虫から出やたんぱく質の分解分泌液が
腐った部位を溶かし、さらにそのとけた部分のみうじ虫が
吸い取ってくれることにより傷口がきれいに治り、
壊疽した組織が再生することにより切断を免れる!
という夢のような治療法。

まあちょっと気持ちの悪い話ではありますが。

無菌で育ったうじ虫は抗菌物質を分泌液に含むため、
消毒も必要なくそのまま壊疽した部分だけを
こそぎ取ってくれる、と言うわけです。

日本ではまだ保険の適応にはなってこそいないものの、
その成功率は高く、今後を非常に期待される
最新の治療法の一つ、だそうです。

さて、これについて私なりに思うことは

悪い細胞(原因)を除去する→そこに新しい細胞が生まれる
→治療完了

この流れこそまさに自然治癒を原点とする
漢方の治療法に通じるものがある、と言うことです。

この「うじ虫セラピー」という治療法の優れている点は
従来の外科治療と違い、選択性を持った自然の力に
その治療をゆだねている、と言う点。

古い(悪い)細胞を除去しなければ新しい細胞は生まれない。

これはすなわち「老化」にもいえることで、
古い細胞が除去されずに体に残ることにより
新しい細胞が生まれない、
このマイナスの輪の中で起こる現象が老化だと言えます。

このようにアンチエイジングも健康も突き詰めていけば
たどり着く点は非常に似ているものだと私は思います。

ただその悪い細胞をどのようにして除去してやるか、
そのやり方が問題なのです。

無理やりに切除したりするのは
もちろん体にとっての負担も大きく
その後のことを考えても決して賢明とは
私には思えません。

いくら効果がよかろうとも強い力を加えればそれだけ
体へのダメージが避けられない。

いかにして悪いものを取り除いて新しいものを
生み出していくか。

漢方の・・いや、
治療の原点とはまさにここにあるのではないでしょうか。
治療する我々の技量が問われる瞬間だと思います。

できるのならばうじ虫セラピーを終えた後の患者様に
漢方で再生能力を向上させる、と言う追加治療法を
私としては声を大にしてオススメしたいところです。

治療を行われる患者様がいかにその予後を
快適に過ごすことにできるか。
私の考える治療とはその点を一番に考えていきたいと
思っています。


ちょっと感心しかねる昨今の日本社会にも
誰か「うじ虫セラピー」・・してくれないものでしょうか。

« 本当にゲテモノ食いなのはどっち? 
航空業界と漢方薬の共通点  »

カテゴリー
月別

どうぞお気軽にコメントして下さい。

※健康・漢方相談、質問は、2分で出来るネット相談フォームからどうぞ。


Trackbacks

Trackback URL: http://sugiyaku.dakkyuu.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/216

薬草写真

漢方のスギヤマ薬局ご相談はお気軽にどうぞ(ご相談は無料です)!

web desing --- dakkyuu.com